[次回の最大無減圧潜水時間の求め方]
各深度において、この無減圧潜水限界時間まででも、窒素は身体に溶けますから、この中に時間を細かくしたもにが、表2になります。
表2が、無減圧潜水表で各深度の右端の時間が無減圧潜水限界時間です。
例えば、最初に17m・35分の潜水をしたとすると、表2の18m・40分を採用します。この欄を下にたどると、Gにあたります。このGが潜水直後の残留窒素の量を表している反復記号です。
次に、表3に移り左端のGをあて、右にたどると0:10・0:40とか、2:00・2:58とかの数値が並んでいます。この数値は、大気圧下にいる時間つまり休息時間で、幅を持たせています。ここで、休息時間を2:00・2:58にすると、この欄から下にたどるとDにあたります。すなわち、この潜水において、この休息時間をとると、残留窒素がGからDに減少したことになります。
さて、2回目の潜水を深度15mにしたとします。表4の左端のDと15mの交点をみると、上段に29とありますが、これが残留窒素時間で、この深度にすでに潜っていた、としなけれなならない時間です。すなわち、15mの無減圧潜水限界時間は100分なので、100分から29分を引いて、最大無減圧限度時間79分が求められます。つまり、この時間の範囲で潜れば、無減圧潜水限界時間内におさまるということです。
本表4は、最大無減圧限度時間が下段に計算されています。
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